SMBCアグリファンドによる第1号案件への投資決定について
平成25年11月24日
各 位
当社が運営する農業分野向けファンド「SMBCアグリファンド」による
第1号案件への投資が以下の通り、決定いたしました。
【第1号投資先企業】
(1) 投資先企業 :株式会社果実堂(2) 代表者 :井出 剛
(3) 所在地 :熊本県上益城郡 (4) 事業内容 :ベビーリーフの生産・販売、農業法人への生産指導 (5) 特徴 :同社は生産量、品質とも国内トップクラスのベビーリーフ生産会社です。 また同社では他地域での他社への栽培指導や委託生産も積極的に進めることに |
※同社詳細については、下記資料をご覧ください。
<資料>
社名:株式会社果実堂
設立日:2005年4月6日
事業内容:大規模有機栽培ベビーリーフの生産販売、機能性野菜の研究開発
代表者:代表取締役社長 井出 剛
資本金:5,000万円
主要株主:井出剛、三井物産株式会社、エア・ウォーター株式会社、矢崎総業株式会社、
株式会社富士通九州システムズ
本社:熊本県上益城郡益城町田原1155-5 熊本テクノリサーチパーク内
従業員数:100名(パート社員を含む)
◆ベビーリーフとは:
ベビーリーフは、ミズナ、オークリーフ、ロロロッサ、タアサイ、ビート、スピナッチ、
ルッコラ等の幼葉の総称で、5~7種類を混ぜて食する生鮮サラダ。通年栽培が可能で、
栽培期間は平均15日~30日と短く、果実堂では年間10毛作に成功している。現在の
市場規模は50~80億円程度だが、近年、栄養価の高さとカットを必要としない利便性で
市場が拡大しており、今後300億円まで成長すると見込まれている。
米国における市場規模は約2,000億円。
◆概要:
国内最大級の有機栽培ベビーリーフ生産会社。主要生産地は熊本県。
耕作放棄地を中心に、直営方式で農場を経営している。2013年度の年間生産量は
約450トン(国内最大)。栽培面積37ha。ハウス数510棟。自社内に研究所を持ち、
データに基づく<サイエンス農業>を展開している。研究所では全農場の栽培情報
及び環境データがセンシング技術等も用いて集積され、最適栽培法の確立を目指
している。
今期の売上高は約9億円を見込む。
三井物産、矢崎総業、エア・ウォーター、富士通九州システムズなどが果実堂に出資
している。三井物産とは海外におけるベビーリーフ事業の展開、矢崎総業とは農業の
二次産業化(効率経営、原価低減)、エア・ウォーターとは北海道千歳市における
農場の共同経営、富士通九州システムズとは農業用センサーの
開発(農業とITの融合)を行っている。
また、2013年10月31日付の株式会社ミクニとの資本・業務提携では、養液ではなく
特殊な土を利用した完全密閉型室内土耕栽培(植物工場)により高機能性
ベビーリーフの共同開発を行うこととなった。
【お問合せ先】
株式会社果実堂 総務経理室 小板橋,西村 TEL:096-289-8883
以 上